そもそもビットコインって何ぞや?
投資で儲けるってどういうこっちゃ?
どこにあるの? 見たことないぞ!
こんな疑問をお持ちの方でも理解できるよう、なるべくざっくり書いていきます。
ビットコインとは何ぞや?
ビットコインとは、インターネット上で取引などが行われる「分散型仮想通貨」のことです。
政府や中央銀行などの中央機関を介さず、また、P2Pネットワーク上で取引が行われるため、安い手数料で迅速に世界中のどこでもだれとでも貨幣取引を行うことができます。
ざっくり言うと、ネット上に存在する「実体のない通貨」です。
皆さんの財布に入っている紙幣や硬貨と違って実体が無いため「仮想通貨」と呼ばれます。
つまり元々は、何の価値も無い、単なる電子データでしかなかったわけです。
ロールプレイングゲーム(RPG)などに出てくるお金と、同じようなことです。
そのゲームの中の世界では使えますが、他のゲームでは使えませんね。
当然ながら、現実世界では何の価値もありません。
ではこれが、ユーザー同士で繋がることが出来るオンラインゲームならどうでしょう?
あくまでもそのゲームの中だけですが、武器や食べ物を買うだけでなく、自分で作って値段を決めれば、他の人に売ることも出来ますね。
宿屋を経営する人と泊まる人がいれば、宿賃として払ったり受け取ったりしますね。
また、物やサービスを介さず、ユーザー同士で直接そのお金をあげたり貰ったりすることもできますね。
ただしこれは、その特定のゲームソフトの中だけで通用する話です。
さあ、ではこれがインターネットの世界ならどうでしょう?
何かモノを買う時、
「ビットコインで払っていい?」と聞けば、
「いや、お金で払ってください」と当然なりますね。
ピザ2枚の伝説
ところが2010年5月某日、このビットコインが、初めて現実世界で役に立ちました。
あるプログラマーが、1万BTCと、ピザ2枚(25ドル分)を交換したそうです。
ピザ屋の粋なサービスなのでしょうが、何はともあれ、これが記念すべき初の取引成立の瞬間だと言われています。
※真相は僕は知りませんが、この業界では有名な話なので紹介しておきます。
※ビットコインの単位は、1BTC、2BTC・・・と数えます。
ビットコインの誕生
話の時系列が前後しますが、サトシ・ナカモトという人物が、2008年にビットコインに関する論文を発表し始めます。
この論文はコンピューターのマニア達に支持され、それを基に開発が進んでいきました。
2009年にはビットコインのソフトウェアをネット上に発表し、ビットコインの最初の採掘を行い、運用が開始されました。
この時点ではまだ価値など殆ど無かったのですが、上記のピザの件以降、徐々に普及していき、今に至ります。
サトシ・ナカモトという人物の正体については、謎のままです。
名前からすると完全に日本人男性(あるいは日系人)ですが、定かではないようです。
彼についての詳細はこちらのwikipediaでどうぞ。